亀山でお仕事でしたので加茂駅から久しぶりに関西本線に乗って亀山駅を目指します。ちょっと時間があったので、一つ手前の関駅で下車。前から行きたかった赤坂頓宮跡に寄ってきました。関宿は東海道の宿場町で有名ですが、少し離れたところ赤坂頓宮跡があります。
■赤坂頓宮とは
藤原広嗣の乱が起きると聖武天皇は乱の最中に、突然、関東(伊勢、美濃)への謎の行幸を始めます。壬申の乱で大海人王子(天武天皇)がたどった道をなぞっていることが定説になっていますが理由がよく分かっていません。最終的に平城京に戻らないまま恭仁京へ遷都し大仏建立に動きます。
この鈴鹿関を抜けて関東に入ったところに仮宮を建て、これが赤坂頓宮になっています。丘の上で裏側には郭と土塁跡がありますので砦としても使えそうです。
■鈴鹿頓宮跡?
姫御前という地名があたりに残っていて都から伊勢の斎宮へ向かう斎王が泊まった鈴鹿頓宮跡があったのではとも言われています。