東北旅行最終日は田沢湖から武家屋敷で有名な角館を巡るコースでした。
角館へ着く直前、観光バスの窓から見ると川が湾曲している山が見えます。川を堀にするには最適な山だなと思って、頂上を見ると削平地が見えて、どうみても郭跡。しかも2つの郭を確認できます。あとで角館の地図をもらったら古城山と書かれていました。
あらまあ、角館に山城があったんだあ!
調べると、もともと戸沢氏の居城で戸沢氏が関ケ原合戦の功で転封した後に佐竹氏の家臣である葦名盛重が入り城主となりました。元和6年(1620年)の一国一城令によって廃城となったようです。その後、麓に陣屋が構えられ、この陣屋を中心に武家屋敷を整備し、今の「みちのくの小京都」となります。“小京都”なんていうと井上章一さんに”京都にすっかり毒されていますな~あ”と、どやされそうです。
古城山は低い山なんで簡単に登れそうですが、さすがに武家屋敷巡りにつきあわず一人、山城登りをするわけにいきません。紅葉にそまった秋の角館を楽しんでおりました(泣)。