秋田蘭画(角館)

小田野家

小田野直武って角館出身だったんだあ!

武家屋敷なら角館より松坂城の御城番屋敷の方が風情あるなと思いながら、三千坪の敷地があるという青柳家に入ると邸内に小田野直武の銅像が!!小田野直武は秋田藩士なんで、てっきり秋田出身と思っていたら角館出身だったんですね。観光バスでは小田野直武や秋田蘭画の説明が一切なかったぞ(笑)。

小田野直武って、とっても変わった人で天才・平賀源内が東北地域で鉱山開発の山師のようなことをしていた時に出会い、遠近法、陰影法などの西洋絵画の技法を教えてもらいます。その後、江戸に出てさらに平賀源内に学び、日本画と西洋画を融合した独特の秋田蘭画を作り上げます。作り上げただけではなく単なる藩士が藩主にも手ほどきするという江戸時代には考えられないこととなり秋田蘭画を大成させることになります。

平賀源内の友達だったのが前野良沢や杉田玄白で、その縁で小田野直武は解体新書(ターヘル・アナトミア)の図版を担当しています。昔、日本史で習いましたね~え。

秋田蘭画の名品は美術館にありますが、ここ角館にもいくつか展示されていました。そうか小田野直武って角館出身だったんだあ!と思い、角館を歩いていたら端の方に小田野家がありました。残念ながら火事で再建された建物だそうです。

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