高津宮

高津宮

上町台地にあったと伝わるのが仁徳天皇の高津宮で、現在は神社になっています。上町大地の西端にあり西側は崖になっています。高津の富という上方落語の舞台でもあります。

仁徳天皇は宋書・倭国伝に出てくる倭の五王の倭王讃または倭王珍ではないかと言われています。お墓は堺にある世界最大の大仙陵古墳で、昔は仁徳天皇陵と習いましたが、実際は誰が葬られているのか、よく分かっていません。

高津宮といえば有名なのが「高き屋に のぼりて見れば 煙立つ 民のかまどは 賑わいにけり」という新古今集に出てくる和歌で、仁徳天皇の偉業をうたったものです。疲弊した民のために3年間、徴税をやめ宮殿が荒れ果ててしまいましたが3年経って民の家々から煮炊きの煙があがるようになったという故事に由来するものですが、プライマリーバランスを無視して、ほんまにできるんですかいな~あ。

仁徳天皇といえば難波の堀江の開削(現在の大川と言われています)と茨田堤の築造を行ったインフラ整備で有名で国力を豊かにするための施策を実行したのが本当でしょう。

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