飛鳥から越智に抜ける街道沿いにあるのが与楽乾城(ようらくかんじょ)古墳です。ずっと山奥に向かって与楽古墳群があります。
掘削されたこともあり、だいぶ崩れていましたが整備されていました。奈良県では高さ最大(5.1mのドーム型玄室)の横穴式石室を持つ古墳で入口は鉄扉で閉じられていますが、近づくと内部に電気がついて石室内を見ることができます。ただ、ほとんど観光客が来ない場所で、地元住民は車で移動しますから貝吹山へハイキングで行く人ぐらいしか立ち寄らない古墳です。あとは古墳マニアですね。
被葬者は東漢氏の首長墓といわれています。真弓鑵子塚古墳など、ここらへんは東漢氏の死者の谷だったんですなあ。