曼殊院門跡寺院

曼殊院門跡寺院
曼殊院門跡寺院

正月になると天皇陛下が伊勢神宮へ参拝しますが、この風習が始まったのは明治天皇からです。それ以前は、古代の持統天皇しか参拝しておらず、壬申の乱の頃になります。

明治政府の国造りで神道が重視され伊勢神宮へ参拝するようになりましたが、幕末まで歴代天皇が重視したのがお寺です。門跡寺院というのがあり、皇室、公家が出家して住職を務める寺院のことで、お寺のなかでも最高格の位置づけととなります。仁和寺に出家後の宇多法皇が入りましたが、絶大な権力をもっていましたので門跡寺院どころか御室御所と呼ばれるようになりました。

東山・一条寺にあるのが曼殊院という門跡寺院。書院や狩野探幽の障壁画などが、そのまま残っていて、特に枯山水の庭が見事です。曼殊院の横から一条寺城へ登ることができます。

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