石上神宮からずっと山の辺の道を歩いていくと「高橋」があります。
そうです。全国の高橋さんのルーツです。
万葉集に「石上 布留の高橋 高高に 妹が待つらむ 夜そ更けにける」という歌があります。意味は「石上の布留の高橋のように、心も高々と爪先立つ思い出 妻が私を待っているだろう もう夜は更けてしまった」
という割には、そう高くもない橋なんですが。現在は人が通れる小さな橋になっていて、橋から「ハタの滝」が眺められます。江戸時代の夏越大祓では、石上神宮の神剣が渡御していたと伝わります。
和歌山の藤白神社は鈴木さん発祥の地として売り出していますが、石上神宮は、さすがに、そんな売り出しはしていませんね。