上賀茂の御土居

秀吉が京都の町に造ったのが御土居という名前の羅城。平城京にしても平安京にしても羅城門は造りましたが長安のように町を羅城で囲むようなことはしませんでした。秀吉が作った御土居は基底部が約20m、頂部が約5m、高さ約5mの台形状で堀が設けられ全長22kmもありました。

御土居
御土居

もっとも防衛用に作ったのかどうかははっきりしていません。東側は鴨川の氾濫に備えた洪水対策のようです。御土居には7つの出入り口が設けられ鞍馬口や粟田口などの地名として残っています。上賀茂の一角にこの御土居が残っていて、まっすぐ東にのびた御土居が賀茂川に沿って右に曲がる角の所が残っています。遠くからみたら単なる土の塊ですが(笑)戦国時代の羅城が都会に残っているのがすごいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です