羽曳野商工会で「インボイス制度とキャッシュレスセミナー」を行ってきました。ついでに商工会の手前にある古市大溝跡に寄ってきました。
古市大溝はたまたま航空写真を観察していて発見された古代の水路跡で駐車場になっているところが大溝跡です。全長12kmといわれ軽里4号墳の一部を削っているので、できたのは古墳時代後期とみられています。近くの河内松原でも丹比大溝が見つかっています。古市大溝については石川の水を取り入れ、羽曳野市の西浦から軽里、野々上、高鷲を経て東除川に合流していたようで灌漑説、運河説などが唱えられています。
古代で物流は船が中心でしたので今の感覚でいうと高速道路を作るようなものですね。斉明天皇が香具山から石上山まで運河を掘らせるなど大土木工事をしていた時期になります。それにしても航空写真からよく見つけましたね。