藤原不比等の墓

聖武天皇陵・陪塚い号(西淡海公)、陪塚ろ号(東淡海公)

東寺
東寺

佐保山一帯には元明、元正、聖武天皇陵が集まっています。聖武天皇と光明皇后陵は多聞山城の西側にありますが、その近くにあるのが陪塚い号、陪塚ろ号です。陪塚とは臣下を埋葬したり、副葬品を埋納するためのものですが、この2つは円墳のようです。

一説には藤原不比等の墓ではないかと言われています。不比等は養老4年(720)に亡くなり、公卿補任には遺言に従い、佐保山椎山岡に火葬されたとあります。藤原不比等は淡海公を追贈されていますので、西淡海公、東淡海公という名前がついています。不比等は氏寺の山階寺(京都・山科)を奈良に移し興福寺としましたが陪塚からは五重塔が見えます。

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