霊山寺

霊山寺
霊山寺

大和角山城の近くにあるのがバラ園で有名な霊山寺で、寄ってみました。山に造られた寺院で山城みたいな伽藍です。さすがにバラは咲いていません。

寺の来歴によると敏達天皇の頃は小野家の土地だったそうです。小野氏といえば和爾氏ですなあ。敏達天皇というと物部守屋や、蘇我馬子が活躍した頃です。小野妹子の息子といわれる右大臣・小野富人は壬申の乱に加担したとかで職を辞して登美山に閑居。ここが今の霊山寺で薬草を育て、薬草湯屋を設け、湯治をしました。

神亀5年(728)に流星が宮中に落下する事件があったそうで、孝謙皇女(聖武天皇と光明皇后の娘)がノイローゼになった時に聖武天皇の夢枕に小野富人が現れて、薬草湯屋の薬師如来を祈念すれば治るとお告げします。そこで行基が代参し、皇女の病が直ります。ノイローゼなら、そら直るでしょう!天平6年(734)聖武天皇は行基に霊山寺建立を命じます。

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