伊賀でお仕事だったのですが午後の予定がキャンセルになったので、伊賀鉄道で丸山駅へ出て丸山城に登ってきました。丸山城は駅近くの山に築かれています。小川沿いの道を歩いていくと、以前はなかった案内板があり、ここから山道を登って城に入れます。
丸山城は天正伊賀の乱(織田信長による伊賀攻め)のきっかけとなった城です。伊勢国司だった北畠家にムリヤリ養子に入ったのが織田信雄(「どうする家康」では浜野謙太が演じていました)で、信長にいい所を見せようと伊賀侵攻の拠点として丸山城を築き始めます。天守台まで備えた壮大な城でしたが、完成間際に伊賀衆によって落城させられます。怒った織田信雄が8,000の兵で伊賀を攻めますが、これまた敗退してしまいます。信長からは親子の縁を切ると叱責されてしまいます。
丸山城はたくさんの郭で構成された城で、最終的に伊賀国が滅んでから改修されたようです。食い違い虎口など織豊時代の技巧的な城造りになっています。