人が亡くなると諸手続きがあるんですが、これがけっこう大変です。皆さん、自分の本籍地って把握していますか?
出生時から除籍までの戸籍が必要になるので津市役所・窓口に行って、住所を書いて申請すると、しばらくしてから
「これ本籍地じゃないんですよ」と窓口で言われます。
「エーッ、これが住所ですよ」
「これは住居表示でして、本籍地じゃないんです。本籍地で申請してもらわないと証明を出せないので、なんか長い名前の住所ってありませんでしたか?」
と助け船を出してくれます。
「まさか弓屋敷とかいう地名じゃないでしょうね」
実家は藤堂藩時代、弓を扱う家臣の屋敷が立ち並んでいた地域でした。
「ピンポン!その住所、分かりませんか」
「そんなの40年ぐらい前に住所が変わって覚えていません」
とは言ってみたものの、仕方ないので窓口でひたすら記憶をたどって思い出し「弓屋敷〇〇〇」です。
「弓屋敷〇〇〇の後ろに枝番があるんですが」
「3ですか」
「おしい、でも近いです」
「4ですか」
「ピンポン!では証明書をお出ししますね」
なんとも柔軟な職員の方で助かりました。
引越しなどで転籍し本籍地を動かしたりしているとけっこう大変です。しかも「住居表示に関する法律」で町名だけなく番地まで変わっていると、もう一つ大変です。一度、自分の本籍地の変遷も調べておかないと。