織田信長の楽市楽座、習いましたね。「座」というのは営業を独占する権利で、座に加盟しないと商売ができませんでした。JR山崎駅前にあるのが離宮八幡宮に大山崎油座がありました。座の構成員は離宮八幡宮の神人で、灯油を石清水八幡宮に貢納する役目がありました。
司馬遼太郎の「国盗り物語」では、若き斎藤道三が、離宮八幡宮の油商人として登場します。永楽銭の間に油を通して、穴のふちに油がついたら、お代はいらないといった口上をして業績を伸ばします。実演販売の鏡ですなあ。もっとも最近の学説では親子2代で美濃の国主になったようで、油商人をもししていたなら道山の父親のようです。