夕方からインバウンドで賑わう奈良へ。
東向商店街を歩くと修学旅行生以外、日本語が聞こえてきませんなあ(笑)。明治以来120年ぶりに保存修理工中の五重塔を抜けて奈良国立博物館へ。正倉院です。16時過ぎからレイト割(昔はオータムレイトチケットでした)になりますが16時30分過ぎに入れば誰も並んでいませんし、会場も混んでいません。
■天平時代の盗難届
面白いのが古文書で棚卸の記録など、いろいろありましたが盗難届がありました。下級完了が天平7年(735年)に左京職へ提出した文書です。服はもちろん酒器、弓など家財も根こそぎやられていました。
盗難届を受理した左京職から東市司に盗品は市で売りさばかれるから目を光らせておくように出した命令書もありました。無事に見つかったかどうかまでは分かりません。