
汐の山城のある旭ヶ丘団地の西側に山があります。山には廣野神社という小さな神社があり、この神社横の山道を入っていくと仁王山城にたどりつけます。
Googleマップには日の谷城と仁王山城の二つが出てきますが、どうやら一つの城のようです。大きな削平地があり、削平地の周りは切岸になっています。城跡のようですが、それにしては堀切などがなく防衛力もそれほどでもなく、よく分かりません。
仁王山城は比定地が3つあって旭ヶ丘団地はその一つです。仁王山城は南北朝時代の古文書に名前が登場し、室町時代になって畠山義英と畠山尚順の戦いでは義英が仁王山城に陣取ったようです。今は草木に覆われていますが当時は金胎寺城、嶽山城、旗蔵城、石仏城が一望できたでしょう。