下ツ道をゆく(3) 下ツ道運河

寺川

近鉄八木駅近くの踏切を超えて下ツ道を北上すると、東から寺川が近づいてきて下ツ道に沿ってまっすぐ北に並走します。道の横に不自然なほどまっすぐな川が続きますので、どう考えても人工的です。この寺川が斉明天皇が作った狂心溝(たぶれごころのみぞ)の一部とみられています。天理市の豊田山から飛鳥を結ぶ大運河で天理周辺の流路は往時と変わっているようです。

京都嵐山から和歌山港に至る約180kmの京奈和自転車道が整備され、この下ツ道がサイクリングロードになっています。とぼとぼ歩いている横を自転車が通り過ぎていきます。

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