下ツ道をゆく(4) 秦楽寺

秦楽寺

下ツ道を北上していくと笠縫駅に出ます。このあたりの地名が秦荘です。秦ときいて秦河勝(はたのかわかつ)を思い出したあなた!通ですねえ!

秦河勝は聖徳太子の国作りをサポートした秦氏(渡来人)の族長です。聖徳太子から譲り受けた木造弥勒菩薩半跏思惟像を本尊に広隆寺を建てました。能のもとになった大和猿楽四座は秦氏の子孫で、世阿弥の風姿花伝には猿楽の開祖が秦河勝と書かれています。

この秦河勝が創建したのが秦楽寺です。本堂前には大きな池があり、空海が梵字の「阿」の形の池を作ったとされ阿字池と呼ばれています。池の周りになぜか土塁があり秦楽寺城として松永久秀の大和攻めなどで使われてようです。

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