下ツ道をゆく(12) 八条北遺跡

八条北遺跡

西名阪道と京奈和道をつなぐ郡山下ツ道ジャンクションを作る時に発掘調査が行われました。縄文時代などの遺跡のほかに古代の下ツ道も出土しました。今は幅3mあるかないかの街道ですが古代は19mもありました。両側には側溝が作られ東側の側溝が大きく幅が6m以上で深さも2mほどあったので側溝というレベルではないですね。大量のウマの骨などが出土していますので廃棄するゴミ箱代わりだったようです。他にも祭器で使ったものが出土しています。

現在の下ツ道は古代の下ツ道をほぼ踏襲していることも判明しました。下ツ道歴史広場が整備されていますが、案内版とトイレがあるだけで、工事現場だったところをそのまま公園にしたようです。ジャンクションの高架下を下ツ道が通っていますが、ジャンクションを抜けると、ますます幅が短くなり小道になります。

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