龍潭寺

龍潭寺

大河ドラマ「おんな城主 直虎」でよく出てきた龍潭寺です。住職の南渓和尚(小林薫)が直虎(柴咲コウ)を小さな時から支えていました。井伊家の菩提寺だったので元祖から井伊直政までの墓が境内にあります。後に彦根に移りましたので井伊家の墓は彦根市の清凉寺、近江市の永源寺、また東京都世田谷区の豪徳寺(招き猫で有名)の三箇所にあります。

■南北朝の舞台 井伊谷宮
龍潭寺の横にあるのが井伊谷宮で宗良親王(むねながしんのう)を祀っています。宗良親王は後醍醐天皇の皇子ですが、皇子といいながら戦の最前線にいました。南朝が落ち目になった時、伊勢から陸奥へ船で目指しますが、暴風雨で遠江に漂着し、井伊を頼ります。やがて井伊が北朝に攻められると信濃に移ります。

「おんな城主 直虎」では今川氏から派遣された検地奉行(木村祐一)が隠田(年貢の徴収を免れるために密かに耕作している水田)を見つけた時に「ここはかつて、南朝の御子様が隠れてお住まいになられていた里でございます。故に、井伊の領地にありながら、井伊の領地にあらずという扱いでございます」と返答するシーンがでてきました。「おお!宗良親王のことじゃないか!」とドラマを見ながら感激したものです。

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