上ツ道をゆく(3) 黒塚古墳

黒塚古墳

纏向遺跡から上ツ道を北上すると柳本の集落に入ります。少し東に入って古代史で超有名な黒塚古墳へ。

なにがすごいって、発掘調査で卑弥呼の鏡とよばれる三角縁神獣鏡が33面も出土しました。黒塚古墳は古墳時代前期に造られた134mの前方後円墳で古墳の横には展示館があり、ボランティアガイドが4名ほど待機し来場者を待ちかまえていました(笑)。纏向のあと時系列に並べると柳本古墳群、佐紀古墳群、玉出山古墳群と推移していきますので初期の大和朝廷があった地域になります。

■柳本城
平地にある山なので戦国時代、古墳はよく城として使われました。黒塚古墳を城として利用したのが十市氏です。発掘調査で後円部と前方部の間に堀があったことが確認されています。江戸時代、柳本藩となりますが古墳を陣屋に取り込んで使っていました。柳本藩は信長の弟である織田有楽斎の子孫の家系です。展示館には城に関する展示はなかったですねえ。

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