
中ツ道、下ツ道とほぼ等間隔で平行する古代の直線道路です。桜井からずっと北上してきましたが天理市の三昧田町までくると突然、上ツ道が無くなってしまいました。仕方ないので169号線に沿った道を天理駅まで目指します。下ツ道、中ツ道はなんとか平城京跡にたどりつけますが上ツ道はまっすぐ進むと天理までですね。
天理の北側には山があって山の辺の道が通っていますが古代の上ツ道は山沿いの道を通って平城京の外宮(東側に張り出した部分)に接続していました。興福寺と東大寺の間の東七坊大路です。壬申の乱の時、近江軍は近江から平城京に進軍し、この上ツ道を通って箸墓で大海人皇子軍と戦になりました。