日本三大仇討ちといえば曾我兄弟の仇討ち、赤穂浪士の討ち入り、そして鍵屋の辻の決闘です。曾我兄弟の仇討ちは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも登場しましたが、最近は北条時政による頼朝暗殺説が有効です。鍵屋の辻の決闘が行われたのは伊賀上野の西側で島ヶ原から伊賀上野の台地に上がる所で行われます。
LBGTじゃないですが、藩主を巻き込んだボーイズラブ(男色)が原因で、しかも横恋慕が招いた悲劇でした。紆余曲折があり渡辺数馬が仇討ちをせざるをえない立場に追い込まれてしまいます。剣術が未熟なため姉婿の剣豪・荒木又右衛門に助勢を頼みます。敵相手の河合又五郎も仇討ちは分かっていますが11人で移動しています。これを4人で待ち伏せして、見事に本懐をとげます。舞台となった場所は公園になっていて数馬茶屋が作られています。