方違神社のすぐ隣にあるのが反正天皇陵(田出井山古墳)です。反正天皇は「倭の五王」のうち珍に比定され、実在した天皇と考えられています。きれいな歯並びだったそうで瑞歯別皇子(みつはわけのみこ)という名前が日本書紀に記録されています。
日本書紀では仁徳天皇陵、反正天皇陵、履中天皇陵の順に墓を造ったとあり、近年の研究では上石津ミサンザイ古墳、仁徳天皇陵、田出井山古墳の順に造られたようので、それでいけば現在の仁徳天皇陵(大仙古墳)が反正天皇陵という確率が高くなります。となると方違神社の隣にあるのは履中天皇陵かも。