貯蓄率が高い理由(子供ぎんこう)

日本では特に高齢者の銀行貯蓄率が多く、投資にお金がまわっていません。そこで学校で投資の教育をしたり新NISAを始めたりしています。

ところが、先日、読んだ本に「子供ぎんこう」というのが出てきました。戦後、証券業界もまだまだで荒廃したインフラ立て直しをするために資金が必要でした。海外からの支援として世界銀行から低利融資がありましたが、自前でも資金を確保しないといけません。そこで貯蓄奨励策として政府がはじめたのが子供ぎんこう。

日本中の多くの小中学校に設立されました。窓口や帳簿付けなどを子どもたちが行います。支店長も子供です。支店長ははじめとする行員は選挙でえらばれます。学校の階段下などのスペースに子供ぎんこうが作られ、預金通帳などを使ってお小遣いなどを預金していました。この預金が高度成長期の高速道路や新幹線を作るお金に回ってきます。

高齢者の銀行預金割合が多いのは、政府による「預金しましょう」という刷り込みも影響しているようです。

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