JR島本駅前の公園にあるのが楠木正成と楠木正行の銅像。世にいう「桜井の別れ」です。西国街道の桜井駅で、楠木親子がここで訣別し、楠木正成は湊川の戦いに赴いて戦死し、今生の別れとなりました。「太平記」の名場面ですね。西国街道には実際に大原駅がありました。駅というのは官道に整備され、手紙や荷物を運ぶためにの中継ぎ場所で、馬が用意され次の駅までリレーされました。
感動的な「桜井の別れ」ですが太平記の創作のようで楠木正成の屋敷は京都の後醍醐天皇の内裏近くにありました。この時に楠木正行は同居していた模様です。世情が不安になった時に河内に楠木正行を送り返したようですので実際の別れは京都のようですね。