亀形石造物

亀形石造物

丘の上にある酒船石遺跡から降りると2000年に見つかった亀形石造物があります。昔は整備されていなかったのですが、今はきれいになって整備のために一人300円を徴収していました。斉明天皇が道教を信仰していたので、祭祀が行われた遺構とみられています。

■四天王寺の方が古い?
四天王寺からよく似た亀形石造物があります。境内にある亀井堂で「経木(きょうぎ)流し」が行われていて、古本市などが行わるとよく見に行きます。亀をかたどった石の水槽と、そこから出た水を受ける同じく亀の形をした石の水槽からなっています。

2019年に調査が行われ古墳時代の石棺などに用いられた「竜山石」でした。飛鳥時代には使われていたようで、亀形石造物より古いのではという説もあります。そんなものが今も現役で使われているんですね。

乙巳の変後に孝徳天皇は難波京へ遷都し、四天王寺は都の南限でしたので祭祀に使われていたのでしょう。

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