蘭奢待の匂い

蘭奢待

正倉院に保管されている香木に蘭奢待(らんじゃたい)があります。足利義満、足利義教、足利義政、織田信長、明治天皇らが切り取ったことでも有名です。今朝のニュースで香木の調査が行われ300種類以上の香りの成分が確かめられたという報道がありました。

もっとも調査が行われたのは去年で、ちょうど大阪歴史博物館で「正倉院 THE SHOW」が開催中です。蘭奢待のレプリカが展示され、匂いを嗅ぐことができます。先日、行ったのですが、ほのかな甘い匂いがしました。展示会出口に正倉院グッズの売店があったのですが蘭奢待クッションが5700円ほどで売られています。しかも切り口に織田信長拝賜之處と付箋がつけられていますが、これも再現されています(笑)。一瞬、気持ちが動きましたが絶対に使わないなあと購入を却下。

蘭奢待という名前は字の中に東大寺を隠した名称で、正倉院に最初から保管されていたと考えられていましたが、もっと後の時代のものと判明、なんで正倉院にあるのかが新たな謎になっています。

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