
12月14日といえば忠臣蔵ですねえ。大石内蔵助ら47士が吉良邸に討入します。
大学で会計の話をした時、題材として忠臣蔵の「預置候(あずかりおきそうろう)金銀請払帳(きんぎんうけはらいちょう)」の話をしたんですが、学生から「忠臣蔵って何ですか?」とそもそもの話が(笑)
映画「国宝」で歌舞伎が盛り上がっているんじゃないの?忠臣蔵は歌舞伎の有名な演目でっせえ!こないだ西国街道歩いて早野勘平の旧家もみてきましたでえ!(モノレール箕面萱野駅近く)
■忠臣蔵の決算書
預置候金銀請払帳は討入までの収支決算書で、討入前日に浅野内匠頭の正室(妻)の瑤泉院に提出します。有名な南部坂雪の別れですねえ。学生の誰もが知りませんでした(笑)赤穂城を受け渡した後の残金が700両(8千4百万円)あり、これで浪士が上方と江戸を往復する旅費、武具購入などにあてます。大石内蔵助といえば目くらましのために祇園で遊興していましたが、あの遊興費は自費です。「忠臣蔵の決算書」(新潮新書)としてまとまっています。
別に記録をみると大石内蔵助は吉良邸の外に医者を待機させて、簡易救護所まで用意していたそうで用意周到ですねえ。
それ以来、若い世代の参加者が多いセミナーなどでは、忠臣蔵はカットするようにしています。