御勘定登り 江戸時代より遅い決算報告

個人事業なので正月以降の経費計上は2008年度分になります。
というわけで会計ソフトで期末処理を行いました。これって江戸時代の商家と同じだったんですね。
新潮新書の「江戸奉公人の心得帖-呉服商白木屋の日常」を読むと毎年、正月3日から棚卸を行い、新しい帳面へ付け替え、報告書を作成したとあります。
前年末の残った掛を回収し、記帳を19日に終えています。これが決算報告になります。つまり締め切ってから19日で決算報告書を作っていることになります。けっこう早いですね。
決算報告が出来上がると祝儀袋が店中に出されて、支配役が京都にあった本店に向けて報告するため「御勘定登り」をしたそうです。その後、本店で連結決算をしたんでしょうなあ。
さてウチの事務所では支払調書などが揃うのが1月末なので、それと辻褄をあわせたりと決算報告書作成は2月になってからですね。江戸時代より遅いなあ

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