オンライン無料大学講座Gacco、現在は上智大学文学部 川村教授による「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」をやっています。日本の戦国時代を宣教師などの目を通じて学べる面白い内容になっています。戦国時代という言葉に反応して受講しています。(笑)
フランシスコ・ザビエルで有名なイエズス会の宣教師が来日して布教しますが、宣教師というのは、めちゃくちゃすごいエリートだったんですね。また天文学など最新の学問をおさめていました。日本に作られたセミナリヨやコレジヨでも天文学が教えられていましたが、教えられていたのは天動説だったようです。
当時、コペルニクスが地動説を唱えていましたが、まだ学説の一つで証明されていませんでした。そこでテキストとして採用されていたのが天動説。やがてガリレオなどが新たに地動説を唱えますが、ガリレオの主要な支持者はイエズス会の天文学者だったんですねえ。
ガリレオといえば天動説を信じる教会から異端と言われ、「それでも地球は回っている」とつぶやくシーンが思い出されますが、あれはウソだそうです。実際、ローマ教皇ウルバヌス8世はガリレオの友人で、ガリレオが本を出す時に明らかな地動説の証明が出るまでは仮説として出すようにと言って約束したのに、それを破ったのがガリレオ。それで約束が守れないなら自説を取り下げろと教会と対立したということだけのようです。へ~え。