なぜコンビニ弁当は売れるのか?

知研関西
昨日は知的生産の技術研究会・関西セミナー
テーマは「なぜコンビニ弁当は売れるのか?」で、講師は森中小企業診断士事務所 森 憲二郎さん。
セブンイレブンとファミリマートとの違いなど、コンビニエンスストア本部で長年スーパーバイザー、エリアマネージャーを担当されていた森さんからお話しをお伺いしました。
コンビニで粗利がよいのが飲料。そこで行うのが弁当の充実。セブンイレブンでは常に弁当を充実させ、飲料の関連購買を狙います。つまり弁当を使って3食(3回)撒き餌ができます。ただ弁当は廃棄
が出ますがセブンイレブンが15%負担しています。ファミリマートなどには、この制度がないのでオーナーは廃棄ロスを考えて発注は控えめ。空が目立つ弁当コーナーでは消費者に選ぶ楽しみを提供できなくなります。
小売では定番商品が必要ですが、定番商品だけだと顧客は飽きるので常に新鮮な新商品が必要。例えばカップ麺の世界では毎年600種類の新商品が出ます。ただ1年後に売場に残るのはわずか1%という世界。またよく売れているものも、そのままですとやはり飽きます。ラーメンの一風堂では30年の間に20回味をマイナーチェンジしています。

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