駒澤大学・経済学部の代田教授と松竹株式会社の武中常務による「歌舞伎の経済学」が終了。
無料大学オンライン講座Gaccoの講座です。4回の講座と小テスト、最後は最終テストがあり、なんとか終わりました。歌舞伎に関するいろいろな歴史や江戸時代の貨幣価値などが学べる講座でしたが、正解が2つある出題ミスが3問ありました。私も経営情報システム(中小企業診断士試験)の模試などを作っていますが、作問って、けっこう難しいんですよね。
千両役者という言葉がありますが、当時の米価で換算すると今でいう1億円プレイヤー、庶民は熱狂したでしょうね。江戸時代の席代ですが平土間で2千円~1万円ぐらい、桟敷席は高く5万円ほどしていました。ただ朝から夜までの1回公演でしたので、そう考えるとリーズナブルな価格です。江戸時代、桟敷席に座るようなお大尽は幕間に芝居茶屋で演目や役者にあわせて着替えまでしていました。
松竹の歴史の話もあり、創業は京都の栄座にあった売店からスタート。松竹のホームページには京都の新京極・阪井座の興行主になってからの歴史が掲載されていますが、この前があったんですね。第5期歌舞伎座の話も出てきますが、設計は隈研吾で、劇場を作ったことがない隈をパリ国立オペラのガルニエ劇場に連れていった話などが出てきます。今度は新国立競技場を担当することになりました。