近鉄富田駅からJR、三岐鉄道の高架を超えた蒔田というところに朝明山長明寺があります。現在は浄土真宗本願寺派のお寺ですが、ここに蒔田城がありました。蒔田相模守宗勝という人物が築いたようで、現在のお寺は1651年に川越から移転してきました。中世の館跡になります。
お寺になっても城の周りの堀はそのまま残したようで、今も周囲を取り囲んでいます。西側の堀だけはなくなっていてお墓になっていました。長明寺のすぐ隣が宝性寺で少し高台になっており、ここも郭っだったかもしれません。堀をぐるっと巡りましたが、なかなか見事でした。