今日はお休みにして正倉院展へ。オータムレイトチケットで入りましたが、さすがに月曜夕方なんで、すいています。チケット売場、入口共に誰も並んでいませんでした。
入ってすぐのところに正倉院から出庫した物、返ってきた物の記録がありました。在庫管理ですねえ(笑)。道鏡や良弁など歴史でよく聞く名前も記載されています。記録の一角にあったのが”藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱”での武器返却記録。
「平城京に暮らす」(吉川弘文館)に、この時の話が掲載されており、たまたま造東大寺司で宿直していた経師(写経生)達がたたき起こされて向かった先が内裏。
当時の造東大寺司長官が吉備真備で、藤原仲麻呂の乱が起きた夜のことです。写経生は成り行きで巻き込まれ、結局、行って戻っただけなんですが乱に貢献したということで、あとから褒美をもらえたようです。
この時に持ち出されたのが正倉院の武具。この返還記録が今回の展示の一部に載っていました。