中小企業総合展へ

spaceare201105.jpgコスモスクエア駅から歩いてインテックス大阪へ。中小企業総合展をのぞいてきました。

今年は500社以上が参加しており、なかなか盛況でした。三重県からの出展企業は9社。まずは伊勢のスペースアートへ。ここはネオン菅を使ったか
がり火を作っている会社です。ネオンでうまくちらつかせていますので、遠くから見るとどう見てもかがり火。居酒屋さんなどの店舗ディスプレィ用ですが、変
わったところではお城や戦国時代関係のイベントなどに売れています。

ブースの一部では東北地域の中小企業の展示・紹介をしていました。

生活水の確保

npo201105.jpgずっと相談にのっている先の一つに地域資源循環システム協議会というNPO団体があるのですが、いろいろな企業メンバーから構成されています。

人工ゼオライトを使った水浄化システムで、なんとかビジネス化しようとやってきました。震災などが起きると飲料水は割と早く供給されますが、困るのが洗濯や風呂などの生活水。そこで河川や泥水などから生活水が確保でき、しかも被災地へも肩にかついで持っていける装置などの試作を初めていたところへ、今回の震災。

今日は、ようやく1号機ができたので津市役所の公園にある池を使ってデモが行われました。震災で関心も高くケーブルテレビ、三重テレビや新聞社が取材に来ていました。

まずは汚水を処理タンクにいれてサプライフロック(粉)を入れて攪拌します。サプライフロックは人工ゼオライトの一種で、放射能汚染水の除染に使われるということですっかり有名になってしまいました。これで汚水が、かなりきれいになるので次は浸透膜を使って生活水を取り出します。生活水ですが煮沸すれば飲み水としても大丈夫なレベルです。ようやく1号機ですので、広まると防災で役立ちそうです。写真はコンプレッサーとサプライマシンを担いで被災地に入った想定です。この後にデモを行いました。

地域資源循環システム協議会
http://npo-lrr.com/index.html

いろいろと震災の影響が

car.jpg震災から止まっているのが自動車の生産。4週目に入っています。

三重県にはホンダ鈴鹿工場があり、またトヨタも湾岸道路ですぐ近くですので県内には自動車の下請けメーカーがたくさんあります。車の部品点数は2
万ほどと言われていますが、他で代替えできない部品が入荷してないと車のラインは動きませんので、ひたすら待ち状態。県内の下請け工場も発注がないので生
産はストップしたままです。

部品メーカーだけでなく部品を梱包するアセンブリ専門会社や部品メーカーに人材派遣している会社も仕事はストップ。最近、相談で多いのが雇用関係。1ケ月仕事が止まると零細、中小企業では体力がもちません。

各自動車メーカーとも、離れた地域から同数を部品調達するなどリスク分散が測れなかったんですかねえ。

年度末

gomi.jpg年度末です。

三重県産業支援センターに1日いたのですが、午前中は相談を担当。午後は新年度に向けて机の移動など力仕事でした。知財相談窓口などが新たにできるためです。疲れた!

皆さん、いらなくなった資料をシュレッダーにかけたり、ヒモでしばって捨てたりして大変。明日はすごいゴミになりそうです。私はいらない資料を普段から捨てていますので特にやることはなし。

あとは異動される方が挨拶に。退職される方、県職員で異動になる方、銀行などから出向していて銀行へ戻る方など、あと中小企業応援センターのコーディネータの方も本日までです。中小企業応援センターは事業仕分けで廃止が決まってしまいました。

新年度から中小企業応援センターの代わりに中小企業支援ネットワーク強化事業がスタートし、専門家派遣事業などはそのままあるのですが、スキームがけっこう複雑で使いづらくなりそうです。

送別会

三重県産業支援センターでは年度末になると退職やら県職員の異動、銀行などから出向している職員の異動があります。この時期、津の中心街にある都ホテルで
送別会。いつもの料理は中華なんですが今回は珍しく和食でした。もっとも、そこらへんで皆さん、酒をついでまわったりしている人が多いので、あまり食べて
いません。

私はもったいないとひたすら食べて飲んでおりました。(笑)

個人事業で独立してしまったので、こういった送別会はサラリーマン時代を思い出し、感慨深いものがありますね。

累積相談件数が2600件を超える

mies201103.jpg2002年5月から三重県産業支援センターで総合相談を担当。ちょうど9年ほどになりますが、累積相談件数が2600件を超えました。年間当たり288件ほどになり週のうち半分ぐらいの担当ですので1日当たりでは1.5~2件ほどになります。

担当分野は経営とITなのですが事業者から持ち込まれる相談は実に様々。受付で、どこに振ったら分からない相談は、とりあえず総合相談に流れるようになっています。

一番あきれるのは創業相談で、何をやったらよいでしょうかという相談。これが時たまあります。

あと多いのが、よい製品を作ったので、どこかへ売れないかという販路相談。よいモノを作ったから、売れるはずだというプロダクト・アウト思考が強
く、作るを「3」とすると売る労力に「7」かかることがよくわかっていません。まわりに評判を聞くなどテストマーケティングを少ししてもらって、なるべく
自分で気づいてもらうように誘導していますが、なかなか難しいですね。

個別相談会(四日市)

amic091101.jpg昼から四日市市・塩浜にあるAMIC(高度部材イノベーションセンター)で個別相談会があり行ってきました。

火、水、木と津、四日市、松阪で三重県農水商工部による中小企業向け施策説明会が開催され、あわせて個別相談会を開催。相談対応で駆りだされております。

説明会では、いろいろな施策が大体20分ほどで説明され、ところどころで2回ほど休憩があります。今回は説明会がメインなので、あまり相談はな
かったのですがロビーでぼけっとしていると、休憩時間などに顔見知りの中小企業者がぼけっとしているのを見つけて雑談に。雑談といいながら、内容はしっか
り相談になっていました。(笑)

東北が仕入れ先だがルートがなくなったなどと、いろいろ震災による影響が出始めています。あと関東圏から旦那を単身赴任状態にして奥さんと子供だけ実家に戻ってきているという話をあちこちで聞きました。

いよいよ年度末

sien201103.jpg年度末です。

3月に入り三重県産業支援センターでは、いろいろな事業の締めが行われ始めています。専門家派遣事業では企業への専門家派遣は全て終了していますが、まだ報告書が送られていない企業や専門家に職員が催促しています。使った経費などを事業ごとに締めて県や国に報告しなければなりませんので、これからの時期、職員は一番忙しい時期に入ります。私は中小企業からの相談がメインですので、巻き込まれずに過ごしています。巻き込まれても事務作業はよく分かりませんし(笑)

去年はIT経営応援隊という国の事業を担当していたので、この締めの処理に巻き込まれて大変でした。人件費などを経費として支出すると根拠となるエビデンスが求められます。給与規定などを全て揃えないといけませんし、講師選定したなら謝金の根拠や講師選定理由のエビデンスなどが必要で、そういった書類を揃えるのがめちゃくちゃ大変でした。とは言っても職員に揃えてもらったのですが、こんな書類までというものまでありました。よく補助金などをもらった中小企業が書類作成が大変だと話をしていますが、本当にその通りですね。

今年のIT経営応援隊事業の出納関係は別団体でやってもらっていて事業だけやればよいので報告書だけですみました。

鳥インフルエンザ

三重県では紀和町(和歌山との県境)で鳥インフルエンザが発生したのに続いて南伊勢町の養鶏場でも発生。テレビでは白い防疫服に身を包んで殺処分する姿が映っていましたが、あれは三重県職員なんですねえ。

紀和町では深夜、総勢332名の県職員が投入されたそうです。各職場から集められた事務職員で、ふだんはデスクに向かって仕事をしている職員です。

今日、三重県産業支援センターに農水商工部の職員が来ていたのですが、駆りだされて紀和町まで行き、白い防疫服を着て殺処分をしてきたそうです。なるべく早く終わらないと、さらに拡がるため時間との勝負となり体力的にも精神的にも相当こたえる業務だったそうです。

支援センターには県から多くの職員が出向していますが出向者は対象外。、台風、地震時に防災のため職員は県庁へ登庁しなければならないというのは聞いていたんですが、こんな殺処分業務までやらないといけないんですね。公務員志望の学生は、こんな仕事が待っていることを知らないでしょうね。

四日市商工会議所へ

yokkaiti201102.jpg午後、四日市商工会議所でIT相談。内容はネットショップの相談でした。四日市商工会議所は近鉄四日市駅から諏訪商店街を抜けたところにあります。

駅前にひろがる諏訪商店街にあったのが岡田屋というスーパー。後のジャスコ、現在のイオンになります。創業の地だったのですが、なくなってしまいました。その代わりスーパーサンシなどがあり、商店街の人通りは津や伊勢の商店街に比べると多いですね。

この商店街にあったのが白揚という本屋さん、3階まで売場がある昔、三重で一番大きな本屋さんで高校の時など電車に乗ってよく本を買いに来ていました。時代の変化とともに本屋もロードサイド店にシフトしてしまい白揚本店は閉店に。今も白揚本店のビルは残っています。今日はそのビルの前にあるお店で昼食でした。