先日、山科へ行った時に懐かしい建物を見つけました。山科駅から南に歩いて外環三条の信号を渡って少し行ったところに郵便局がありました。今も建物はあるんですが、郵便局はなくなっていますね。1995年頃なんで、今から30年ほど前に、この郵便局前から橘女子大学へ向かうスクールバスが出ていました。この後に橘女子大工から京都橘女子大学になり、現在の京都橘大学となります。井上章一の「京都ぎらい」なら「山科は東山が西に見えるので京都やおへんで」と言われそうですが、京都という名前をつけたことで全国から学生が集まるようになりました(笑)。
このスクールバスですが最終は大宅甲ノ辻のバス停です。山の下でバス停から名神の高架下を超えて、坂をひたすら登らないと校門にたどりつけませんでした。その後、地下鉄の延伸と山科駅の再開発でバスロータリーができたために山科駅前から乗って大学の正門まで行けるようになり、便利になりました。梅雨時など雨が降ると郵便局前から住宅地まで学生の傘の列ができ、これが延々と続き、何台目のスクールバスに乗れるんだとヤキモキしていましたね。