津駅前で中学・高校時代の同窓会を開催。
6年コースという中学・高校一貫コースで現在は5クラスほどありますが、当時は1クラスしかなく12歳~18歳という多感な時代を共に過ごしました。1クラスなんでクラス替えもなく6年間ずっと一緒です。東京やいろいろな所から10名が参加。
卒業以来、初めて会う同窓生もいました。女性陣の話を聞いていると久しぶりに会っても当時の力関係がそのままだという話があり、大変ですなあ。皆さん、いい年代になりましたので話題は子供の進学・就職や病気の話。ピロリ菌をなくす薬を飲んでいる最中なので、今日は酒を飲めないという同窓生もおりました。(笑)
カテゴリー: 三重の話題
百五銀行
津の実家から三重県産業支援センターまで30分歩いているんですが、途中にあるのが百五銀行本店。岩田川のすぐ横に建っています。
古いビルで耐震性の問題があるし、岩田川の水位があがると、よく店舗に水が流れ込んでいました。中心市街地に移転することとなり、今、新しいビルを建てています。移転場所は三重会館の前で昔、ジャスコがあった跡地。基礎工事前に津城の内堀の石垣が見つかったのですが、ぶっ壊して工事をしてしまいました。(泣)本店の隣でも工事をしていて、こちらは営業店を作っているそうです。
百五銀行はナンバー銀行で明治時代は第百五国立銀行。ナンバー銀行というのは設立順に番号をつけた明治の国立銀行で、第一国立銀行は第一勧業銀行から、現在のみずほ銀行になっています。
松阪市には第三銀行がありますが、こちらはナンバー銀行ではなく、熊野市で誕生した合資会社がスタート、途中で第三相互銀行となり、ここから第三銀行となりました。三重には他に四日市本店の三重銀行があり、地方銀行が三行ありますが、地域No1は百五銀行になります。
津には、みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行(昔の東海銀行)がありますが、三井住友銀行がなく不便しています。
23歳で散った木村重成 若江の戦い
若江城のあるあたり一帯で大坂・夏の陣「若江の戦い」が行われました。
若江城は大坂城築城に伴い城が破却されていたので、城はなく、当時は湿地帯だったようです。大坂・冬の陣の和睦条件で大坂城の堀は埋められていたので豊臣側は籠城できず野戦するしかありません。
大阪城の東部で行われたのが若江の戦い。1615年なので、400年ほど前になります。井伊直孝、榊原康勝らを迎え撃ったのが木村重成。生年が分かっていませんが、当時23歳だったという説が有力です。大河ドラマ「真田丸」ではイケメン俳優が演じるんでしょうね。
木村重成の母は豊臣秀頼の乳母で、秀頼の小姓から重臣となりました。冬の陣が初陣で、今福の戦いで佐竹義宣軍を窮地に追い込み、敵味方にその名前が知られました。
若江の戦いで木村重成は奮戦し、藤堂隊、井伊隊に大打撃を与えましたが、ついに討ち取られてしまいました。首が家康の元へ届けられましたが、頭髪に香が焚きこめてあり、その覚悟を感嘆させたという逸話が残っています。
写真は蓮城寺にあ木村重成陣所跡で、付近には若江木村通という交差点があります。
斎藤さんの故郷 斎宮
三重で多い名字が伊藤。
平安時代後期、藤原氏が朝廷中にあふれたため、新しい名字を名乗りました。伊勢守となった尾藤基景が起こしたのが伊勢守と藤原を組み合わせた伊藤という名字で、濃尾平野一帯で広まりました。松坂屋の創業家も伊藤です。
斎藤さんの故郷も三重県です。伊藤と同じく藤がつくので藤原氏の末裔。伊勢神宮へ奉仕するのが斎王で天皇の内親王または女王(親王の娘)が任命されました。斎王に仕えるための役所があり、これが斎宮寮。藤原北家だった藤原叙用(のぶもち)が斎宮寮のトップである斎宮頭になったところから斎宮の斎と藤原の藤から斎藤を名字にしました。
全国の斎藤さん、伊勢神宮参拝のついでに故郷である斎宮跡に立ち寄られませんか。ただ近鉄の普通しか止まらない駅になっています。斎宮歴史博物館や奈良時代から続く古道、復元された当時の道などがあります。
津の難読地名 万町
津の難読地名の一つ「万町」。
三重会館や都ホテルがある中心市街地から安濃川に架かる塔世橋に向かい、橋の手前あたりの町名で、「よろずまち」と読みます。
参宮街道で賑わったとことで、町屋が立ち並び、最初は「かや町」と呼ばれていました。茅のおいしげる野原にできた町に由来しています。さらに発展して、いろいろな商家や宿屋が軒をつらねたので「よろず町」と呼ばれるようになります。
幕末にはお台場が置かれ、川をさかのぼってくる異国船に対応するため砲台が設置しましたが、一度も使われなかったようです。
塔世橋の塔世は川向うにある四天王寺は聖徳太子が建立したと伝わっていますが、当時、塔があり川の瀬に映った塔瀬からきているようです。織田信長の母である土田御前の墓があることで有名。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」では大谷直子が演じています。