23歳で散った木村重成 若江の戦い

木村重成
若江城のあるあたり一帯で大坂・夏の陣「若江の戦い」が行われました。
若江城は大坂城築城に伴い城が破却されていたので、城はなく、当時は湿地帯だったようです。大坂・冬の陣の和睦条件で大坂城の堀は埋められていたので豊臣側は籠城できず野戦するしかありません。
大阪城の東部で行われたのが若江の戦い。1615年なので、400年ほど前になります。井伊直孝、榊原康勝らを迎え撃ったのが木村重成。生年が分かっていませんが、当時23歳だったという説が有力です。大河ドラマ「真田丸」ではイケメン俳優が演じるんでしょうね。
木村重成の母は豊臣秀頼の乳母で、秀頼の小姓から重臣となりました。冬の陣が初陣で、今福の戦いで佐竹義宣軍を窮地に追い込み、敵味方にその名前が知られました。
若江の戦いで木村重成は奮戦し、藤堂隊、井伊隊に大打撃を与えましたが、ついに討ち取られてしまいました。首が家康の元へ届けられましたが、頭髪に香が焚きこめてあり、その覚悟を感嘆させたという逸話が残っています。
写真は蓮城寺にあ木村重成陣所跡で、付近には若江木村通という交差点があります。

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