津の難読地名の一つ「万町」。
三重会館や都ホテルがある中心市街地から安濃川に架かる塔世橋に向かい、橋の手前あたりの町名で、「よろずまち」と読みます。
参宮街道で賑わったとことで、町屋が立ち並び、最初は「かや町」と呼ばれていました。茅のおいしげる野原にできた町に由来しています。さらに発展して、いろいろな商家や宿屋が軒をつらねたので「よろず町」と呼ばれるようになります。
幕末にはお台場が置かれ、川をさかのぼってくる異国船に対応するため砲台が設置しましたが、一度も使われなかったようです。
塔世橋の塔世は川向うにある四天王寺は聖徳太子が建立したと伝わっていますが、当時、塔があり川の瀬に映った塔瀬からきているようです。織田信長の母である土田御前の墓があることで有名。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」では大谷直子が演じています。
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千本松原 木曽三川
お伊勢さんへ
陣屋おそるべし
賑わっている伊勢神宮(外宮)
遷御の儀 内宮のお引越
神様のお引越はもうすぐ
午後、伊勢商工会議所で窓口相談でしたので、昼休みに外宮へ行ってきました。外宮は伊勢商工会議所から歩いて5分ぐらいのところにあります。
今朝の中日新聞トップに伊勢神宮の参拝客が年間で900万人を突破し、過去最高になったと報道がありました。このままの勢いだと1300万人になりそうです。確かにすごい人ですね、平日、昼の外宮なんて、閑散としているはずなんですが今日は人だらけ、しかも団体客が3組ほどお参りしていました。
さて外宮の正宮へ行くと、いつもはない新しい宮への渡り廊下のようなものが作られていました。外宮には10月5日に遷御の儀、つまり神様のお引っ越しが行われます。内宮は10月3日です。午後8時に行われますが、関係者でないと見られません。外宮にある「せんぐう館」で遷御の儀の模型や様子が見られますがまさしく幽玄の世界。
知らない人も多いのですが、遷御の儀が行われる日の午後1時からは引越準備で参拝はできません。伊勢神宮の参拝を考えている人はご注意を。10月6日(日)午前5時から新しいお宮で参拝できますので、この日は参拝客でごったがえすでしょうね。
正宮に参ってから階段を上がって多賀宮をお参りしてきました。こちらも新宮が出来上がっていました。多賀宮は豊受大御神の荒魂(あらみたま)を祭っていて少々個人的お願いは多賀宮でお願いします。正宮は和魂(にぎみたま)を祭っていて、国家全体を祈願します。
沢村栄治のお墓
沢村栄治といえば伝説の速球投手。プロ野球の最優秀投手には毎年、「沢村栄治賞」(沢村賞)が贈られます。
巨人軍で活躍した投手ですが戦争で右肩を痛め、日本に戻ってからは肩を痛めたのでサイドスローに転向。3度目のノーヒットノーランを達成しています。すごいですね。
また徴兵されて日本に戻ってきましたが体はボロボロ。巨人に復帰しましたが成績はふるわず巨人からは解雇されてしまいます。そして3度目の徴兵で戦死。
沢村栄治は伊勢市生まれで生家跡は近鉄・宇治山田駅の目の前にある明倫商店街を抜けたところにあります。商店街入口に「沢村栄治誕生の街」と看板があるし、商店街の中にも案内があるので、よく分かります。
実はお墓も伊勢にあります。実に分かりくいところで案内も何もありません。伊勢の企業へ行くついでに知り合いに連れていってもらいました。沢村栄治のお墓はボールの形で、前面に巨人の「G」、後面に沢村の背番号「14」が刻まれていました。27歳という若さで亡くなったんですね。