桑名駅(JRと近鉄の共同使用駅)

kuwana201110.jpg昼から桑名駅前にある桑名商工会議所へ行って企業さんの相談にのっておりました。

帰りは桑名駅から近鉄で帰ってきたのですが、この桑名駅はJR東海と近鉄の共同使用駅になっています。大阪の難波駅は近鉄と阪神電車の共同使用駅になっていますが、これは相互接続しているからで、同じような駅は全国にあります。

違う路線が交わる場合、東京の品川駅はJRと京急がくっついていますが間に改札があります。三重県の場合、なぜか間に改札がないJRと近鉄の共同使用駅がたくさんあり、桑名駅、津駅、松坂駅、伊勢市駅、鳥羽駅の5つあります。大きな表玄関側の改札をJRが管理し、裏側を近鉄が管理していることが多いのですが、どちらの改札からも乗ることができます。相互接続駅以外でこんなシステムになっているのは珍しいですね。

三重県人にとっては当たり前ですが、他ではあまり事例がないので津駅のJR側改札で、近鉄の切符を出しながら、「これで改札通るんでしょうか」とよく駅員に聞いている旅行者を見かけます。

三重県には富田駅(近鉄と三岐鉄道)も改札なしの共同使用駅になっています。

朱雀門(平城京)

suzakumon201110.jpgJR奈良駅から関西線で伊賀の企業さんへ

帰りに平城京跡をのぞいてきました。近鉄の車窓からいつも見ているのですが、歩くのは久しぶりです。夕方で施設などは全て閉まっていますので、とりあえず朱雀門へ。朱雀門の前には朱雀大路が復元されており、幅は70mで、大宮通りまで220m続いています。実際に立ってみると実に幅広いです。

朱雀門から大極殿一帯では去年、平城遷都1300年祭を行いましたが会場跡はすっかり片付いていました。復元された遣唐使船はそのままで、平城京歴史館はまだ営業しているようです。平城京の中心地が大きな公園として残っているのはいいですね。

枚岡神社 秋郷祭 チョウサジャー

hiraoka2011.jpg枚岡神社 秋郷祭
♪チョウサジャー、アッヨッサ、チョウサジャー♪
毎年、10月14日(宵宮)と15日(本宮)に枚岡神社で行われるお祭です。曜日固定ですので平日になることが多く、付近の会社は基本的に休み。学校は一応やありますが、担ぎ手の子供は「先生、祭りやから早退するよ」と先生に言って、先生も黙認です(笑)

旧枚岡市の各町から20台以上の布団太鼓が繰り出します。枚岡に引っ越してくるまでこんな勇壮な祭りがあるとは知りませんでした。私の家の近くは宝箱(ほうそう)地域で大太鼓と小太鼓があり、ウチの息子共も小さい時は太鼓台に乗り込んで太鼓をたたいていました。今年はウチの奥さんが自治会の役をやっているので炊き出しやら大変でした。

祭りは布団太鼓ですが、江戸時代までは岸和田と同じ「だんじり(地車)」。一の宮に集結して神社まで坂を登りますが、けっこう急峻なため明治のはじめに安全のため布団太鼓になったそうです。枚岡から八尾にかけて古代は物部一族の土地で、物部系の神社が多く点在しています。枚岡神社もめちゃくちゃ歴史が古く、ここの神様を勧請して平城京の春日大社ができましたので元春日とも呼ばれています。

東高野街道にある一の宮に集結した太鼓台が坂を登り、難関の枚岡駅超えをします。近鉄・奈良線の枚岡駅から急な坂になっており踏切を越えてこの坂を上がり切るのが大変。しかも電車の合間を抜けて通らないといけないので大変です。祭りのある2日間、近鉄電車はこの一帯だけ全て徐行になります。今年は本宮が土曜日にあたってラッキーで、枚岡駅周辺でずっと見ておりました。

→ 枚岡駅横の踏切を通過する出雲井・鳥居 太鼓台

→ 枚岡駅踏切超えて急坂へ 宝箱 太鼓台

→ 枚岡神社 宮入り 客坊 太鼓台

江戸川乱歩

ranpo201109.jpg名張シリーズです。(笑)

怪人二十面相・明智小五郎・少年探偵団と言えば推理作家の江戸川乱歩です。

江戸川乱歩は三重県・名張市生まれで、住んでいた家は公園になっています。もっとも住んでいたのは2歳までで、このあと父親の転勤で亀山、名古屋
へ移ります。苦学して早稲田大学に通い、卒業後は貿易商、造船所事務員、古本屋営業、ラーメン屋など色々な職につき、この体験が小説の貴重な糧になりまし
た。フリータの元祖みたいな職歴です。

鳥羽の造船所に就職していた時があり、この時に奥さんを見つけています。「パノラマ島奇談」は鳥羽の離島がモデルになっています。鳥羽のあと上京し、団子坂上(本郷)で兄弟三人と三人書房と名付けた古本屋を始めます。「D坂の殺人事件」のD坂は団子坂です。

江戸川乱歩は知り合いの選挙応援演説のため名張へ出かけています。60年振りでした。応援演説は名張駅近くの宇流富志禰神社で行われ、すごい聴衆が集まりました。「我が夢と真実」という自伝に出てきます。

木屋正酒造から「幻影酒」という大吟醸が出ています。

夏見廃寺

natsumi201109.jpgこの間、名張へ行った時に夏見廃寺を見てきました。

夏見廃寺は夏見の名張市中央公園の中にあるのですが、公園入口の看板には載っていないし、場所がなかなかわかりにくいですね。歩いていたらようやく入口を
見つけて、奥に入っていくと壮大な寺院跡がありました。塔、金堂、講堂跡の礎石や寺を取り巻いていた築地跡などが残っています。枚方に百済寺跡があるので
すが、あんな感じですね。

夏見廃寺は大来皇女が建てた昌福寺のようです。大来皇女は天武天皇の皇女で初代斎王として伊勢の斎宮へ行っており、弟が大津皇子で寺を建てたのにはいろんな思いがあったのでしょう。

写真は隣の博物館にあった金堂の復元です。

炉ばたワコー

honmati201109.jpg昨日は知り合いと本町で一杯。

お店は「炉ばたワコー」という本町にあるお店なんですが、大阪のビジネス街にあるとは思えないディープな居酒屋さんでした。本町センター街とい
う、ごく普通のビルの1階にあるお店です。大体、ビルの前にお店の看板が出ていないので、そんなお店があることにふつうの人は気がつかない。私も地図で調
べてこなければ通り過ぎるところでした。

ビルの1階は道路とつながっていて、アーケードになっていますが、どのお店もシャッターがずらっと閉まっていて、なかなか怪しい雰囲気。よく見ると一番奥が少し明るくなっていて、そこがお店。炉ばたを囲んだカウンターが10席ほど。

18時に一番乗りして飲み始めましたが、しばらくしたら満席になっていました。こんなディープな店を皆さん、よく知っているなあ。沖縄の市場の路地奥で飲んでいる雰囲気です。カ

「さつまあげ」が絶品でしたねえ。アーケード直結の早く言えば露店で、クーラーなんてものはなく、おまけに目の前が焼き場でしたので暑かった!でもビールがおいしかったなあ!

桔梗が丘 大阪通勤圏の最東端

kikyougaoka201109.jpg近鉄・桔梗が丘駅。

大阪からですと名張駅の次の駅で、大阪通勤圏の最東端になります。上本町六丁目から桔梗が丘の少し先の青山町まで行く電車が多く、テレビも関西のテレビが映り文化的には関西文化圏です。丘を切り開いて住宅地が開発され、広い一軒家が多いですね。

ただ桔梗が丘に家を買って大阪へ通勤していた世代が団塊世代となり定期利用が減っています。駅前には近鉄百貨店がありますが駅前に店は少なく、やはりロードサイト店が多いですね。今日は桔梗が丘の企業さんでへ経営相談に行っていました。

ボックスシート

jr201109.jpg実家近くのJR阿漕駅(無人駅)から各駅停車に乗車。中学、高校時代はこの阿漕駅から通っていましたが、当時は駅員が5名ほどいて乗降客も多く賑わっていました。中学校に入った頃は、まだSLが走っていた時代です。

阿漕駅を出た列車は紀勢本線を松阪を過ぎ多気駅まで走り、多気から参宮線に入って伊勢市駅へ向かいます。紀勢本線は多気駅から先は台風の影響で運転見合わせが続いていて南紀特急も運休です。

※夜、多気駅-紀伊長島駅間が運転再開されました。

伊勢市駅へ向かう列車にはほとんど人は乗っておらず、昔懐かしいボックスシートでした。台風が過ぎ去り晴れたので、あちこちで稲刈りしている光景
が見られました。伊勢の手前で、日本一の清流でもある宮川を通ったのですが、まだまだ濁流状態でした。伊勢でも相当、降ったんですね。あと少しで堤防が決
壊しそうなぐらい水位があがったそうです。

伊勢市駅から伊勢商工会議所へ。経営指導員と一緒に企業へIT相談に行っておりました。

ATC(アジアトレードセンター)

atc201108.jpg今日は、大阪南港にあるATC(アジアトレードセンター)でお仕事。

地下鉄の中央線「コスモスクエア駅」で降り、ニュートラムに乗り換えるのも面倒なので、10分ほど歩いてATCへ。仕事は午後からだったので、まずお昼を食べようとレストラン街へ。

新しくカレーハウスCoCo壱番屋がATCにできていましたのでチキンカレーを注文。CoCo壱番屋は発祥の地である東海地方では多いのですが、大阪ではあまり見かけません。こないだ津駅近くのお店で夏野菜カレーを食べたな~あ。

ATCはいつも閑散としているのですが、レストラン街はけっこう混んでいました。まだ夏休みなので遊びに来ている家族連れも多かったです。いいな~あ!

美旗古墳群

mihata201108.jpg伊賀神戸駅と名張駅の間に美旗駅があります。この美旗駅のすぐ横に小高い丘があって電車から見えるのですが、気になって調べると前方後円墳でした。

というわけで行ってきました。駅のすぐそばにあり名前は馬塚。五世紀後半の古墳のようで、前方墳からえっちらおっちら後円墳に登れます。めちゃく
ちゃ広いですね。全長142mで、周りの周濠まで残っています。古墳というとキが生い茂っているのですが、こうやって古墳の上を歩けるのは大きさがよく分
かります。

奈良、大阪で古墳群というと、珍しくもなんともなく、そこらへんにありますが三重でこれだけ、古墳が揃っているところは珍しいです。駅の周辺には5つほどの前方後円墳が散らばっています。

ちょっと行くと観阿弥創座之地というのがあります。能で有名な観阿弥・世阿弥親子ですが、観阿弥が伊賀に猿楽座を作ったのが能の始まりになっています。