車は動くんです メッセナゴヤ

toyota2000GT.jpg朝からメッセナゴヤへ出かけておりました。名古屋市新事業支援センターのブース当番なんですが、肝心のブースが1号館の一番奥。しかも名古屋市全体のブースでいろいろな機関のごった煮状態でした。(笑)そんな所まで人通りがありましたから、今日はかなり入っていましたね。 

過去最多となる672社が出展していて、3会場に分かれていて一通りみるだけでも大変でした。ポートメッセなごやの1号館は老朽化しているため移転するそうで、跡地はレゴランドになるそうです。名古屋市のブースにレゴランドのパンフレットが置いてありました。 

17時で終了し、撤収。トヨタ関連の会社では懐かしいトヨタ200GTや一人乗りEV車などを多数展示していて、どうやって撤収するのか見ていたら、ドライバーが車に乗って会場から出ていきました。なるほど、車は動くんですね。 

世界の山ちゃん

yama201211.jpg津で建設業なんでも相談会を行ってから名古屋へ移動。 

名古屋名物「世界の山ちゃん」へ。名古屋はよく来ていますが、入ったのは初めてです。まずは生ビールを頼もうとしたら、メニューに銀河高原ビールがあるじゃないですかあ! 

地ビールブームの頃はいろんな店に置かれていたんですが、鮮度が短いので。最近、扱っている酒屋がほんとんどない中、なんと生ビールがありました。迷わず、大ジョッキーを注文。久しぶりの銀河高原ビールでした。おいしかった! 

ビールのあてには定番の幻の手羽先を頼みましたが、これはメニューにある通り辛いですねえ。個人的にはもうちょっとコショウ抑え目でもよさそうです。味噌カツやらなんやら頼んで純米酒まで飲んでいたので、けっこう会計は高め。名古屋への出張族などが狙えるので、この値付けのいいんでしょうね。

天平時代にもあったパワハラ

syousouin201211.jpg午後に仕事が終わったので正倉院展へ出かけてきました。奈良へ着いたのは夕方。 

正倉院展では閉館90分前からオータムレイトチケットという割引(1000円→700円)があります。この時間帯になると並ばずに会場へ入れ、会場内も人が少ないのでゆっくり見られます。もっとも目玉である瑠璃坏(コバルトブルーのグラス)には長い行列ができていました。 

今回はガラス玉とスゴロクなどの遊び道具の展示が多かったですね。白と黒の碁石も展示されていました。いつも楽しみにしている古文書が少なかったのが残念。 

古文書の中に天平時代のパワハラ文章がありました。主人公は角勝麻呂という人部。写経生でしたが仕事でミスをしたようで、上司や同僚から「宴を必ず設くべし」と迫られ、親族と思われる角恵麻呂が連帯保証しています。この念書が古文書として残りました。 

上司や同僚がミスを表沙汰にしない代わりに宴会を強要したようで、まさにパワハラ。本当に宴会を開いたかどうかは分かりませんが、後の古文書にも角勝麻呂が登場しますので、無事に切り抜けたようです。 

先日、「平城京に暮らす」(馬場 基著・吉川弘文館)を読んでいたら、この話が出ていて現物を見られたのはラッキーでした。 

「平城京に暮らす」によると、当時は役所でも酒が支給されたそうで、酒がほしいという木簡が残っています。それも「二升ばかり」や「一ニ升」とあり、二升ほしいと直接的に書かないところがいじましいですね。 

また腹痛など休暇願の木簡が残っていますが、中には図太いのもいて無断欠勤がけっこうあったようです。役所が無断欠勤者のリストを作って呼び出したりしています。呼び出しがあると別の理由をつけて、また休む厚かましいヤツもいて、いつの時代も変わりませんね。

大学認可問題

大学の認可問題が世間をにぎわせています。認可プロセスや18歳人口が減るなか反対に大学が増えているのは確かに問題ですが、田中大臣は勇み足でしたね。 

かなり昔ですが、大学の新学部増設で非常勤講師をお願いされて、いいですよと承諾書などに判子を押して大学に出したことがあります。出したのは秋でしたが。年が明けると勤務していた専門学校の業務が忙しくなりそうになってきたので、「すいません来年度、新学部の分はちょっと無理です」と大学に申し出をしました。 

そしたら「文部省に書類を出して認可をもらったので、絶対出講してもらわないと困ります。代わりの講師もダメです。」という返事。なんでも遠方地に転勤された先生がいて、大学では飛行機の費用まで出して出講してもらった事例があります、と言われ、エーッと驚いたことがあります。文部省の許認可事項はがんじがらめなんですね。 

新学部でこの騒ぎですから、大学を作るとなると施設を作る手配をし、講師手配して承諾書をもらって提出していたはずです。大学をやるというエビデンス(証拠)を揃えて提出しないと認可がおりません。 

■創業融資もエビデンスが必要
ちょっと創業融資に似ています。居酒屋などを開業しようとする場合、日本政策金融公庫の創業融資を活用する人が多いのですが、まず店舗をおさえないといけません。融資の申し込みでは不動産の重要事項説明書など資金使途となるエビデンス(証拠)が必要になります。 

大家さんから重要事項説明書をもらおうと思っても大家さんは当然、手付を入れてくださいと言います。創業融資が降りるかどうかはわかりませんので交渉しなければなりません。中には手付をいれてしまう人もいます。創業融資が降りないと資金的に無理なので物件はキャンセルしなければなりませんが、手付はキャンセル料で消えてしまいます。 

今回の場合も大学側はエビデンスを作るためにいろいろ用意しているはずですので、不認可になると用意したものが全部無駄になり、相当の損害を被ることになるでしょう。

三重県中小企業診断協会 建設業経営研究会

sindan201211.jpg名古屋市新事業支援センターで窓口相談が終わった後、近鉄ではなく久しぶりにJRの快速みえで津へ戻ってきました。快速みえは桑名、四日市、鈴鹿、津にしか停車しませんので近鉄の特急なみに早いのですが、1時間に1本というのが難点。 

快速みえで戻ったのは夜、アスト津で三重県中小企業診断協会の建設業経営研究会があったためです。参加者は15名ほど。会員数が少ない地方の中小企業診断協会にしては参加者が多いですね。 

建設業経営研究会の2回目。講師は株式会社古川経営の水谷さん(中小企業診断士)で、親戚ではありません(笑)三重県には水谷姓が多いのです。 

研究会の内容は建設業の会計についてがメインでした。建設業には独特の勘定科目があり、完成工事高(売上高)、完成工事未収入金(売掛金)、工事未払金(買掛金)、未成工事支出金(仕掛品)などがあります。 

また長期にわたる工事もあり、売上高計上を工事完成時にするのか、期間を区切って出来高分を計上する工事進行基準にするのかなどについても解説がありました。どう出来高を測るかが悩ましい問題ですね。 

これはシステム開発にも波及している話でして、国際会計基準(IFRS)が工事進行基準を採用することもあり2009年4月以降からソフトウェアの受注生産が工事進行基準の対象となりました。企業規模を問いませんので、中小企業も対象となっています。 

▼ソフトウェア開発も国際会計基準(IFRS)に!? 
http://allabout.co.jp/gm/gc/298254/ 

四支援機関連携促進会議

mie201211.jpg四支援機関というのは東海地域にある愛知県、岐阜県、三重県、名古屋市にある中小企業支援センターのこと。道州制をふまえて「あいち産業振興機構」のプロジェクトマネージャの音頭でスタートした情報交換会です。2006年にスタートしました。各支援機関のプロジェクトマネージャやマネージャが参加しています。 

今回、幹事が三重県でしたので塩浜にあるAMIC(高度部材イノベーションセンター)を会場にして開催。 

セミナーとして桑名にあるアサプリ・ホールディングの松岡社長にお話しいただきました。逆風下の印刷業界の中でいかに生き残っていくか、すさまじい話でした。数管理などすごかったですね。パートのおばちゃんまで会社がどうなっているか把握できるシステムになっています。もっとも難しい話をして理解できないのでグループ企業内での取引増やすために家庭内マージャンを事例にするなど、よく考えられています。 

船場総研 伊賀上野散策

igaueno201211.jpg船場勉強会という大阪を中心とした中小企業診断士の勉強会があります。もともとはNifty-ServeのFlic(資格フォーラム)にあったオフライン勉強会。ここのOB組織が船場総研です。試験合格後も勉強会へ出入りして、受験生の邪魔だということで邪魔しないように組織されたようです。(笑) 

船場総研では年に何回かビジネススクールのような勉強会を開催したり、商店街視察をしたりしているのですが、最近は蔵巡りなど遊びモードが中心になっています。 

一度は三重でやろうということで昨日は伊賀上野散策を行いました。伊賀上野は仕事でよく行っているので新鮮味はないですね。(笑) 

お昼は伊賀上野名物の田楽を食べに、田楽座わかやへ。炭焼きの田楽で有名なお店で、平日は少し待てば入れますが、さすがに祝日は超満員。20分ほど待って、おいしくいただきました。昼食の後は、鍵屋の辻(ここは知られていないのか観光客は一人だけ)~崇廣堂(藩校)~伊賀上野城~忍者屋敷を巡ってきました。伊賀上野城や忍者屋敷は観光客が多かったですね。 

夕方になったので上野市駅から少し歩いたところにある養老の滝へ。伊賀上野で居酒屋ってあまり見たことなかったので事前に調べ、伊賀の人に聞いたのですが上野市駅周辺に居酒屋は皆無。少し離れたところにポツン、ポツンとあるぐらい。地元の人は居酒屋はロードサイト店に送迎付きで行くそうです。帰り際にちょっと一杯行こか、はいいけど、行く店がないのは困るなあ。

平安京の四神 陰陽師の世界

京都
昨日は野村萬斎主演の映画「陰陽師」をやっていました。舞台はもちろん平安京。
平安京を作る時に考えられたのが都を守る四神「玄武(山)・朱雀(池沼)・青龍(川)・白虎(大道)」です。従来から玄武は船岡山、青龍が鴨川、白虎は山陽道、朱雀は巨椋池と言われています。ちょうど歴史地理学の本を読んでいると、この四神について面白いことが書いてありました。
朱雀(船岡山)からまっすぐ内裏を通って朱雀大路が通っていますが、ここから等間隔で西堀川と東堀川があります。この西堀川と東堀川の間隔をそのまま東に伸ばすと鴨川になります。地図や等高線を調べると、どうも西側の等距離にも道と川があったことが判明。
これが木嶋大路で一番北に蚕ノ社があります。現在、この道はありませんが大路と御室川が流れていたようです。それぞれの間隔がちょうど588丈。1丈は今の約3メートルです。当時1里は180丈でした。これを10倍すると1800丈。
          船岡山
          内裏
木嶋大路  西堀川    東堀川   鴨川
  588丈--+-588丈-+--588丈
1800丈-18丈×2=588丈×3 となり18丈は約60メートルですので鴨川の幅と木嶋大路の広さだったようです。
つまり西の白虎は山陽道などではなく都に平行して南北に走っていた今は失われてしまった木嶋大路だはないかという説です。また朱雀も巨椋池ではなく、羅城門からちょうど10里行ったところに横大路朱雀という字名が残っているそうで、ここに人工池が作られていたのではという説です。
もし、そうだとするとかなり緻密に平安京を作っていたんですね。まさに計算の陰陽師の世界です。

2分間隔で電車が来る東山線

nagoya201210.jpg名古屋市新事業支援センターへ行くのに近鉄名古屋駅で降りて、地下鉄・桜通線に乗り換えています。今日は朝から名古屋大学の研究室へ行く用事があったので近鉄を降りて、桜通線への連絡口ではなく東山線へ。 

朝の地下鉄東山線・名古屋駅って行ったことがなかったのですが、めちゃくちゃ混雑しています。改札の前に行列ができているのにまずビックリ。改札の先がつまっていて、行列はずっと続きホームに降りる階段もずっと行列です。ただし地下鉄は2分間隔で走っているので、そう待たずにホームに降りることができました。 

この2分間隔は東山線全区間で、この短さは日本一なんだそうです。東京のメトロ丸ノ内線は1分50秒間隔ですが、これは一部区間になります。東山線って、めちゃくちゃすごいダイヤなんですね。あれほどの行列でしたが車内は御堂筋線のようにギュウギュウではなく、少しゆったりしています。すぐに電車が来ることもあって、一杯になりそうになると待つ乗客が多いことが影響しているようです。 

東山線の本山駅で乗りかえて、環状線のように1周している名城線へ。一駅乗ると名古屋大学という駅です。ここの3号出口は名古屋大学キャンパスに直結。濡れずに大学構内に入れます。 

駅から大学まで学生街が広がるというのが定番なんですが、3番出口にそんな風情はありませんねえ。

津城下図

tsu_kotizu201210.jpg三重県産業支援センターで昼休みに中日新聞を見ていると津城下図が発売されたという記事を発見。発売されたのは寛永期(17世紀)、享保期(18世紀)、嘉永期(19世紀)の3枚です。享保期については去年も発売され、たまたま新聞で見つけたのですが、10日ほど経って買いに行ったら早々に売り切れていました。今回は発売開始3日後の金曜に少し時間ができたので津市役所へ出かけて買うことができました。嘉永期は1000部、寛永期、享保期は500部の発売で、金曜日時点で既にだいぶ減っていました。3枚ともゲットできたのはラッキー。 

日曜日は雨でしたので、しみじみと津城下の古地図を眺めていました。実家から三重県産業支援センターへ行く時、近くにある大市神社にお参りした後、神社の裏口を出て、まっすぐ続く道を通っています。郷社「大市神社」は、江戸時代「川松明神」という名前。 

道は庭岩禅寺、八百亀商店(八百屋さん)、佛眼寺、天理教津大教会の横を通って百五銀行本店の裏側で岩田川にぶつかります。古地図を見ると同じ位置に道があり庭岩禅寺や佛眼寺の名前が見えます。何とと言うことはない道なんですが江戸時代から、ずっと続いている道なんですね。 

現在はありませんが岩田川の中には島があり、位置的には中部電力・津支店あたりのようです。 

古地図を眺めて歩くとブラタモリ気分が味わえます。あの番組、復活しないかなあ。