グスコーブドリの伝記

denki201208.jpgなんばパークスへ「グスコーブドリの伝記」を奥さんと見に行ってきました。

映画「銀河鉄道の夜」と同様にますむらひろしが猫のキャラクターで宮沢賢治の世界を描いています。最後のラストが唐突で、小説のような情感がなかったのは残念ですが、映像は実にきれいでしたね。特にイーハートーブの都市描写はすごかった。

また浅草にあった12階(凌雲閣、東京タワーのような高層建築で関東大震災で折れてしまいました)によく似た建物が出てきますが、最後のテロップ
を見ると資料提供で浅草12階とあり、やはりモチーフにしたんですね。でもあれは気がつかない人が多いでしょう。あと山師がヒデヨシそっっくりで、なかな
かいいキャラクターでした。

最後のテロップを見ているとアニメ制作は中国が中心なんですね。時代は変わりつつあります。

インターネットはバケツリレー

buketu201208.jpgJ-Motto経営コラムを作成し、原稿を送信。仕事も終わったので一杯やりたいところなんですが土曜日に人間ドッグなんでガマン、ガマン。

今月のテーマは「インターネットのバケツリレー」

ルーターが行なっている経路制御の話なんですが、ずっと遡れば旗振り通信システムです。

■旗振り通信システム

江戸時代、全国の米価格は大阪・堂島の相場が基準でした。地方では一刻も早く堂島のコメ相場を知ろうと考え、作られたのが旗振り通信システム。見
晴らしのよい山から山へ旗を振ってコメ相場を伝えました。範囲は広く、西は九州北部から東は江戸までの距離をバケツリレーで情報伝達します。例えば広島ま
で27分という短時間で伝えられました。

旗振り通信システムは電話が企業で使われるようになる大正時代まで存続、今でも日本各地に旗振り山、相場山などの名前が残っています。

インターネットの仕組みも旗振り通信システムと同じバケツリレーで、昔のUUCPなんてバケツリレーそのものでした。今のルーターの経路制御も、どのルーターを通ればよいか最短経路を計算して送り出しますが、基本はバケツリレーです。

商工会議所にタブレット端末配布

tuitati201208.jpgエキスパート派遣で伊勢の企業へ。

同行した伊勢商工会議所の経営指導員がもっていたのがタブレット端末。7月から全国400の商工会議所に約8,600台が導入されたというニュースは日経新聞で見たのですが、持っている経営指導員を今日、はじめてみました。

商工会議所自らがモデルとなり地域中小企業のIT利活用を啓発、先導するのが目的なんだそうです。カメラで撮影した参考事例を企業さんに見せるな
ど、さっそく活用されていました。経営指導員も大変ですねえ。Wifiモデルなんだそうで、Wifiルーターを持ち出さないと外ではインターネット接続で
きないとか。

ニュースで調べたら導入されたのはドコモのタブレットなので、G3回線でいけるんじゃないかなあ。ただ通信費が商工会議所自前になるので、たぶん所内でしか使えないようにしているかもしれません。

今日は8月1日。深夜から神宮へお参りする「朔日(ついたち)参り」の日です。赤福が1日だけしか販売しない朔日餅を出していますが、8月の朔日
餅は八朔(はっさく)粟餅。そういえば家康が江戸城に入ったのも縁起がよい八朔の今日でした。朔日餅は粟餅に黒糖味の餡をのせたもので見た目は赤福に似て
いますが、味は全然違いますね。伊勢でいただきました。

27歳 知研関西のスタート

昨日は大阪中小企業診断士会の交流会&宴会。今日は三重県産業支援センターの窓口相談や知財のメンバーと飲み会をしていました。この土曜日に人間ドッグなんですが、大丈夫かなあ。

以前に比べて三重県産業支援センターにはほとんど行っていませんので、久しぶりの飲み会です。宴会で隣に座った方は、今年、県から出向で来られた方で28歳。若いな~あ!

私が28歳といえばシステム開発のプロジェクトリーダーをしていた頃ですね。そうそう社内の付き合いだけでは駄目だと、懇談社から出ていた「わたしの知的生産の技術」の巻末についていた入会届けを送って知的生産の技術研究会に入会した頃。

会は東京が中心でしたので、しばらくしたら大阪でも会を立上げませんかという方があらわれて、大阪駅で3人で待ち合わせて発起人会が作りました。当時、私が一番若い27歳。若かったので会場予約と会計をやりますと申し出て知的生産の技術研究会・関西がスタート。


事が忙しくなったなどで発起人会のメンバーで残っているのは私一人だけになってしまいましたが、おかげで変な人脈やらいろいろと得がたい経験をさせていた
だきました。思い起こせば27歳の時に会を立ち上げたのが大きなチャンスになっていたんですね。その知的生産の技術研究会も今年、25周年を迎えます。

▼知的生産の技術研究会・関西
http://tiken-kansai.org/


事業可能性評価委員会が開催されました

名古屋市新事業支援センターで事業可能性評価委員会が開催されました。なかなか感慨深いものがあります。

事業可能性評価委員会とは、その名の通り事業の可能性があるかどうかビジネスプランを評価する仕組みで、書類審査やプレゼンなどで評価します。今日は外部専門家などの評価委員に対して、プレゼンを行っていただきました。

平成12年度に中小企業支援法が施行されましたが、同時に中小企業支援センターが全国に設置されました。この中小企業支援センターの3つのツールが窓口相談、専門家派遣、そして事業可能性評価委員会です。三重県では三重県産業支援センターが中小企業支援センターです。

当時、三重県では手厚いベンチャー支援をしており、ビジネスプランに対する1億円補助金(1等5千万円)などを出しておりました。三重県出身の椎名桔平をポスターにしていました。ベンチャー支援は三重県産業支援センターの別部門で行なっていました。

中小企業支援センター部門では窓口相談、専門家派遣を行なっておりましたが、事業可能性評価委員会は結局、開催されずじまい。ベンチャー補助金の
ビジネスプラン審査で代用し、全然タッチしておりませんでした。セミナー開催の予算も少なく、当時のプロジェクトマネージャと「ベンチャーは予算があって
いいなあ」と嘆いていたものです。

その事業可能性評価委員会に、本日参加でき、やっぱり感慨深かったですね。

nabi白金 ワンコイン・サマーパーティ

navi201207.jpg名古屋産業振興公社が運営しているインキュベーション施設にnabi白金、nabi金山があります。

今日はnabi白金で起業家交流会ワンコイン・サマーパーティが開催されました。nabi白金に入居している企業や卒業したOB企業、支援機関などが集まってのパーティです。

nabi白金は金山駅から15分ほど歩いたところにあります。ワンコイン・パーティというとジュースとアラレなどが定番なんですが、ピザやビール
まで出てなかなか豪勢でした。いろいろな起業家と話をしましたが、皆さん「水谷さんって関西出身なんですか」と聞かれました。こちとら生粋の関西弁ですの
で、やはり名古屋では浮いているようです(笑)

あとケンミンショーでやっていた「愛知県民は朝、味噌汁に残った天ぷらを入れる」をやっているかどうか何名かに聞いたのですが全滅でした。ウチの実家(津)ではやるんですが、メジャーな習慣ではなさそうです。

四日市商工会議所でIT窓口相談

今日の午後は四日市商工会議所でIT窓口相談。

今日の四日市は暑かったですが、商工会議所は冷房がよく効いてて涼しかったですね。4、5年前に建替した新しいビルですので、空調は完璧です。

四日市商工会議所でのIT窓口相談、今までは第二金曜日に開催していましたが、最近、金曜日は名古屋新事業支援センターへ行くことが多いので、今月から第二水曜日に変更してもらっています。ITに限らず、なんでも相談にのっておりますので、ぜひどうぞ。

ATC・商い繁盛館で経営相談

商い繁盛館
大阪南港・ATC(アジアトレードセンター)内にある商い繁盛館で経営相談。
商い繁盛館は大阪市の施設で、お店づくりをテーマにセミナーをよく開催しています。セミナー会場に併設して相談対応をしています。セミナー参加者の相談が多いのですが、セミナーに関係なく相談だけに来られる方もいます。
以前はネットショップセミナー時にネット系の相談に対応していたのですが、最近はお店作りのセミナーなどでも呼ばれることが多く、今日もアロマエストの開業などの相談にのっておりました。
アロマエステなんてターゲットが女性で、私は経験したことがないので(笑)、基本的にはオーソドックスなマーケティングや事業の考え方などの話をしておりました。あと創業時は舞い上がっているので、あまり考えないのですが撤退戦略もしっかり考え、後戻りができなくなる前に落ち着いて考えられるようマイルストーンをもうけるようにアドバイスしておきました。

羽津城跡

hanedusiro201207.jpg津から名古屋へ向かう途中、近鉄四日市駅を超えて2駅目の阿倉川駅を超えたところで電車は小さな切通しのような所を通ります。電車の上に2つ橋がかかっていて森のような雰囲気。ネットで調べると城跡ということで、昨日、理論研修前に出かけてきました。

普通電車しか止まらない阿倉川駅から歩いて5分ほどのところにあります。小さな公園になっていて、お年寄りがゲートボールをやっていました。この
小さな公園が羽津城の本丸跡で碑が建っています。今でも土塁跡が残っていますが本丸の真ん中を近鉄が分断してしまっています。なんとも残念ですね。

藤原秀郷という、ムカデを退治した俵藤太という俗名の方が有名な武士がいて、この子孫である藤原盛宗が建てた城です。いわゆる伊勢赤堀氏で、もともとは、上野国赤堀庄の出身。

足利尊氏から鈴鹿の地頭職をまかされて伊勢に赴任しました。他に赤堀城や浜田城を兄弟が守っていました。赤堀城は住宅街の中に碑だけが残っていま
す。浜田城は近鉄四日市駅のすぐ近くにある鵜の森公園にあり、鵜森神社の周囲3ケ所に土塁が残っています。四日市の人間でも城跡が残っていることを知らな
い人が多いですね。

中小企業診断士 理論更新研修2012

sindan201207.jpg
津駅前のアスト津で中小企業診断士の理論更新研修。診断士の資格更新要件の一つで毎年、理論研修を受講しなければなりません。
第一部が中小企業施策について中部経済産業局から説明。第二部が中小企業の海外展開支援がテーマで、講師は診断士の中谷先生。お昼からの講座で4時間の長丁場ですので、話だけでちょうど眠たくなる時間です。折にふれて鳴り物(ビデオなど)をいれて寝かさない工夫が見事ですね。私が昨年、講師をやった時も鳴り物ばかりでした。受講後、感想を書いてもらうのですが、おかげで眠れなかったという感想もありました(笑)
今回の海外展開支援はふだん聞いたことがない話が多く、面白かったですね。例えば一人あたりのGDPによる国の比較によればインドネシアが3000ドルを超え、国民所得があがったことで耐久消費財が伸びる環境にあります。マレーシアは1万ドルを超え、すでに先進国の仲間入りをしています。東南アジアといっても多様性があります。
インバウンド観光についても話があり、飛騨高山は外国人観光客の呼び込みを5倍に伸ばしています。ミシュランで3つ星を獲得しており、外国人が求めているのは日本人の生活。京都などでは大規模すぎて味わえない日本の魅力が味わえるということで人気を集めています。
もちろん地元の取り組みもすごく、外国人に道を聞かれても逃げない(笑)宿の女将は60を過ぎてから英語を練習して、カタコトでコミュニケーション。それで十分です。行政も取り組んでおり飛騨高山の観光情報(マップ、ホームページ)は12ケ国対応になっています。