江戸川乱歩

ranpo201109.jpg名張シリーズです。(笑)

怪人二十面相・明智小五郎・少年探偵団と言えば推理作家の江戸川乱歩です。

江戸川乱歩は三重県・名張市生まれで、住んでいた家は公園になっています。もっとも住んでいたのは2歳までで、このあと父親の転勤で亀山、名古屋
へ移ります。苦学して早稲田大学に通い、卒業後は貿易商、造船所事務員、古本屋営業、ラーメン屋など色々な職につき、この体験が小説の貴重な糧になりまし
た。フリータの元祖みたいな職歴です。

鳥羽の造船所に就職していた時があり、この時に奥さんを見つけています。「パノラマ島奇談」は鳥羽の離島がモデルになっています。鳥羽のあと上京し、団子坂上(本郷)で兄弟三人と三人書房と名付けた古本屋を始めます。「D坂の殺人事件」のD坂は団子坂です。

江戸川乱歩は知り合いの選挙応援演説のため名張へ出かけています。60年振りでした。応援演説は名張駅近くの宇流富志禰神社で行われ、すごい聴衆が集まりました。「我が夢と真実」という自伝に出てきます。

木屋正酒造から「幻影酒」という大吟醸が出ています。