物集女(もずめ)城

mozume201111.jpg午前中は向日市で仕事。

午後から向日市をウロウロ。結局、有名な竹の径から戦国時代の城、物集女城まで行ってきました。竹の径は竹林を切り開いた道で、ずっと竹林が続くのは見事でした。ただ舗装ではなく土の道ならもっと風情があるんですが、農道目的なので無理でしょうね。

物集女は「もずめ」と呼び、古い土地です。少し前に「京都乙訓・西岡の戦国時代と物集女城」(文理閣)という本を読んだのですが、室町時代から戦
国にかけて村を統括する土豪が作った城がこの地域にたくさんあり、その一つです。室町幕府の配下で意気盛んでしたが信長の進出で細川藤孝が支配することに
なり、物集女城の主であった物集女氏は勝竜寺で殺されてしまいました。

城跡は住宅地の真ん中にあるのですが主郭は畑の形で残っています。周りには土塁と堀の一部が残っていて、よく現代まで残りましたね。近くに物集女公民館があり、係員に声をかけると復元模型がありますと案内してもらえ、パンフレットをもらいました。

ちょっと離れたところに寺戸城跡がありましたが、こちらは遺構は残っておらず児童公園に碑がたっていました。古城という字が残っているそうです。