昨日は大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西のセミナー。
作家の中森 勇人(なかもり ゆうと)さんにお話いただきました。愛知県経営者協会が会員企業を調査したところ「心の病」を抱えた従業員がいると答えた企業は87.7%。いまやうつ病は誰もがかかりうる普通の病気です。
「心が折れそうなビジネスマンが読む本」(ソフトバンク新書)の著者、中森さんに自身の体験も含め、うつ病の話をしていただきました。また予防法やまわりの対処法についてもうかがいました。
毎年3万人を超える自殺者が出る異常事態が続いていますが約60%がうつ病が原因と言われています。まさに死にいたる病です。
うつ病は突然発生し、気の持ちようや心の弱さで起きるものではなく、脳の中の神経伝達(セロトニン)がうまくいかなくなる機能異常によって起きます。ストレスが原因ですが、事業の失敗など悪い変化だけでなく昇進など良い変化でも発生するという話にはびっくり。環境変化がきっかけになるそうです。
発生したら、きちんと専門医の治療を受けることが一番。またストレスから遠ざかることが一番。休んだら他人に迷惑をかけるなど考え方をしないことが重要です。上司が絶対に言ってはいけない言葉が「がんばれ」で、これはさらにストレスを与えることになります。きちんと治療すれば治る病気です。ただし男性ホルモンが低下して起きるLOW症候群(テストステロン)がうつ病とよく似た症状を見せるため注意が必要。
セミナー終了後は、いつものように堺筋本町の座・和民で交流会
セミナーの様子です。
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