大阪国は本当にあった!

vrk201105.jpg「プリンセス・トヨトミ」の映画がまもなく公開されますが、物語の舞台になっているのが大阪国。大阪には豊臣秀頼が滅んでから徳川幕府に知られないよう連綿と秘密が守られ、現在は大阪国という国があります。知っているのは大阪に住んでいる男だけという設定です。

ですが、かって本当に大阪国はありました。国の名前は関西電子共和国。1995年4月1日に建国されました。けっこう真面目な国で、東京への一極集中では駄目だからスタートした国家です。

日本の東西に別の政府を作ることにより、例えば汚職などが起きれば一方の政府には誰も税金を払わなくなって政府が廃れ、別の政府の勢力が大きくなります。政府が緊張感をもって政治運営ができるよう二大政党制ではなく二大政府制で行おうという仕組みです。

インターネット環境上に国を作って本邦初の電子選挙などを実施しました。最初の電子選挙は共和国の大統領選挙。平成7年7月7日午後7時つまり
1995年の七夕に選挙が行われたのですが、投票締切から結果発表まで数分という電子選挙の威力をまざまざと体験できた選挙でした。出口調査も何もいりま
せん。この時、大統領に就任されたのが今は亡き中島らもさんです。

当時、大阪の居酒屋の会話。

「明日、映画でも見に行かない?」

「ごめん、明日は共和国会議があるんだ。」

まるでスターウォーズの一場面のような会話が行われていました(笑)

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