名張の企業へ専門家派遣。
少し早い目に出て近鉄青山町駅で下車しました。駅のすぐ近くを初線街道(奈良から伊勢を結ぶ街道)が走っており、昔は阿保宿がありました。阿保は「あほ」ではなく「あお」とよみます。青山町駅もできた当初は阿保駅という名前でした。
阿保宿には義左衛門の酒銘で有名な若戎酒造があります。”新酒あります”と店頭にあったので買おうと思ったら720mlは完売で一升瓶しか残っていませんでした。さすがに一升瓶をぶらさげて企業さんには行けないので断念。
この阿保宿を抜けたところに阿保城跡があります。住宅街からちょっと入った丘の上で、ちょっと分かりにくいところが入口。丘の上に登ると主郭が残っていました。虎口(城の入口)も明瞭で、主郭を取り囲む土塁は2m半ほどありました。
主郭の真ん中には「史跡 阿保頓宮跡」の碑が建っていました。頓宮とは斎宮へ向かう斎王が途中で宿泊した宮ですが、中世の城郭しか残っていませんね。住宅地のすぐ近くに主郭だけですが、よく城跡が残りました。