東京駅から東海道本線のホームへ。熱海行きの普通電車に乗るんですが、やってきた電車が15両もありました。新幹線並みですね。さすがに東京はすごいなあ。
JR早川駅で下車。ここから農道なんですが国道よりきれいな道沿いに30分ほど登ります。途中には参陣した武将の紹介があり、楽しめるようになっています。小田原攻めが行われた石垣城へ通じる道がそのまま農道になったようです。
車で上まであがっていく横をテコテコ歩きます。なかにはスポーツ自転車で上がる猛者もいました。
頂上近くにあるのが石垣山一夜城。以前は笠懸山という名前でしたが秀吉が総石垣の城を築いたことから「石垣山」と呼ばれるようになりました。秀吉が工事中に白壁にみたてた白紙を貼った城を造り、周りの木を切ったので一夜で城ができたと北条氏が驚いたところから名づけられましたが、たぶん、そんなことはなく工事をしている所を見せながら心理戦に持ちこんだのでしょうね。
目の前に小田原城が見えますが、当時は総構えになっていたので攻めるのはかなり大変。そこで支城を各戸撃破し、小田原城からいつでも見える石垣山にその頃、関東にはなかった総石垣の城を築き、威圧したのでしょう。
本丸跡や曲輪跡などがきれいに残っていました。おすすめは一番奥にある井戸曲輪で、見事な石垣が残っていました。奥までくる観光客はほとんどいませんでしたね。
ああ、いい運動だった!