湯浅城

湯浅城
醤油発祥地で有名な和歌山県・湯浅でセミナーをしてきました。セミナーは夜だったので、当然、昼過ぎに到着し、まず目指すのは湯浅城です。
湯浅城を造ったのは湯浅宗重で、平清盛が熊野詣のため紀州に来た留守を狙って、京都で藤原信頼・源義朝が挙兵。この時に平清盛に付き従って上洛し勝利をおさめます。そのまま清盛に仕えましたが平家が滅んでからは源氏についています。湯浅党は紀南を中心に拡がり、広氏、得田氏、糸我氏、保田氏などは同族になります。
湯浅城ですが入口に鍵がかかっていて書かれている電話番号に電話をすると鍵を開けてもらえます。グリーンソサエティという地元のボランティア(今、蛍の復活をしているそうです)グループが管理しているそうで、本当は鍵をかけたくないが山火事などが心配でということでした。そのまま案内してもらいましたが、きれいに整備されていて郭跡など案内板や冠木門が作られていました。主郭跡からは湯浅の町と海などが一望できます。
グリーンソサエティによると1週間ぐらい前にも見学したい人が来られ案内したそうですが、めちゃくちゃ城に詳しい人で、よく山城に登っているということでした。帰りに入山記録を見ると私の前にあったのが滋賀県立大学・中井先生のお名前。「城館調査の手引き」など、たくさんの本を書かれている中世城郭の専門家ですから、そら詳しいはずです。隣に名前を記載させていただきました。

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